痛みのセルフチェック

その痛み、もしかして神経から?「痛みのセルフチェック」で神経障害性疼痛の可能性を知ろう

「ピリピリ」「ジンジン」「焼けるような」…そんな表現しにくい痛みに悩まされていませんか?一般的な腰痛や肩こりとは違う、どこか感覚が麻痺したような、あるいは電気が走るような、これまで経験したことのない痛みに戸惑っている方もいるかもしれません。

もし、あなたがそうした痛みを経験しているのであれば、それは「神経障害性疼痛」の可能性があります。神経障害性疼痛は、神経そのものが損傷したり、機能異常を起こしたりすることで生じる特別な痛みです。通常の痛み止めが効きにくいことも多く、適切な治療を受けるためには、その痛みの性質を理解することが非常に重要になります。

植月診療所では、この神経障害性疼痛の診断と治療に力を入れています。この記事では、あなたの痛みが神経障害性疼痛の可能性があるかどうかを簡易的にチェックできる質問票をご紹介します。ぜひ、ご自身の痛みと向き合いながら、チェックしてみてください。

あなたの痛みはどのタイプ?神経障害性疼痛「セルフチェック」

これからご紹介するのは、日本ペインクリニック学会が推奨する「神経障害性疼痛スクリーニング質問票」を参考に、一般の方にも分かりやすくしたものです。7つの質問に対し、あなたの痛みがどの程度当てはまるか、0点(全くない)から4点(非常に強い)の5段階で評価し、合計点を出してみましょう。

【評価基準】

  • 0点: 全く当てはまらない
  • 1点: ほとんどない
  • 2点: 少しある
  • 3点: かなりある
  • 4点: 非常に強い

神経障害性疼痛セルフチェック質問票

あなたの現在の痛みについて、以下の症状がどの程度ありますか?

  • 1.電気が走るような、刺すような、またはズキズキする痛みがありますか?
  • 2.焼けるような、または熱い感じの痛みがありますか?
  • 3.ピリピリ、チクチク、または蟻がはうような不快な感覚がありますか?
  • 4.しびれ感がありますか?
  • 5.痛む部分の皮膚の感覚が鈍い、または逆に過敏になっていると感じますか?
  • 6.軽く触れただけ、または洋服が触れるだけで激しい痛みを感じることがありますか?
  • 7.痛む部分が、冷たい、または熱いものに異常に敏感に感じますか?

セルフチェックの合計点と評価

上記の7つの質問の点数を合計してみましょう。

あなたの合計点によって、神経障害性疼痛の可能性を以下のように評価できます。

合計点:3点以下

神経障害性疼痛の可能性は低いと考えられます。一般的な腰痛や肩こりなど、侵害受容性疼痛の可能性が高いです。

合計点:4点~9点

神経障害性疼痛の可能性が考えられます。 早めに専門医に相談することをおすすめします。

合計点:10点以上

神経障害性疼痛である可能性が非常に高いです。 放置すると症状が慢性化することもあるため、速やかに痛みの専門クリニックを受診しましょう。

※ご注意ください: このセルフチェックはあくまで簡易的なスクリーニングであり、自己診断の代わりになるものではありません。 最終的な診断は、必ず専門医による詳細な問診や検査によって行われます。

神経障害性疼痛って、どんな痛み?なぜ起こるの?

セルフチェックで神経障害性疼痛の可能性が高いと出た方も、そうでない方も、もう少し詳しくこの痛みについて知っておきましょう。

神経障害性疼痛のメカニズム

神経障害性疼痛は、脳、脊髄、あるいは末梢神経といった「神経そのもの」が、病気や怪我によって傷ついたり、圧迫されたり、炎症を起こしたりすることで発生します。神経が異常な興奮状態に陥り、本来痛みを感じるはずのない刺激(例えば、軽い接触や温度変化)に対しても、痛みとして誤って認識してしまうのが特徴です。

例えるなら、体の痛みセンサー(神経)が故障して、常に警報を鳴らし続けているような状態です。

神経障害性疼痛の具体的な原因疾患

神経障害性疼痛を引き起こす可能性のある代表的な疾患には、以下のようなものがあります。

坐骨神経痛

腰の椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などで、足へ向かう坐骨神経が圧迫されることによる痛みやしびれ。

帯状疱疹後神経痛

帯状疱疹のウイルス感染後に、発疹が治った後も神経に損傷が残り、痛みが長期間続くもの。

糖尿病性神経障害

糖尿病の合併症として、手足の末梢神経が障害されることで生じるしびれや痛み。

手根管症候群

手首の神経が圧迫されることによる、手のしびれや痛み。

脳卒中後疼痛

脳卒中の後遺症として、中枢神経系が損傷することで生じる痛み。

がん性神経障害性疼痛

がんやがん治療によって神経が直接障害されたり、圧迫されたりして生じる痛み。

術後神経障害性疼痛

手術によって神経が損傷し、術後も痛みが続く場合。

神経障害性疼痛は一般的な痛みとどう違う?

神経障害性疼痛が一般的な痛み(侵害受容性疼痛)と異なる主な点は、以下の通りです。

痛みの質が独特

「ピリピリ」「ジンジン」「電気が走る」「焼けるような」など、通常とは異なる表現がよく用いられます。

通常の痛み止めが効きにくい

市販の鎮痛剤や一般的な消炎鎮痛剤では、痛みが十分に抑えられないことが多いです。

しびれや感覚異常を伴うことが多い

痛みだけでなく、感覚の鈍さや、逆に過敏になるなどの症状を伴うことがあります。

原因が神経そのものにある

筋肉や関節の炎症ではなく、神経自体が病変を持っている点が異なります。

これらの違いを理解することが、適切な治療への第一歩となります。

植月診療所が提供する神経障害性疼痛の専門治療

「セルフチェックで可能性が高いと出た」「これまでどこに行っても痛みが良くならなかった」…そんな方は、ぜひ大阪市城東区の植月診療所にご相談ください。当院は痛みと神経ブロック注射の専門クリニックとして、神経障害性疼痛の治療に豊富な経験を持っています。

正確な診断

まずは患者さんの痛みの症状を詳しく伺い、触診、神経学的検査、そして必要に応じてMRIなどの画像診断を行い、痛みの原因となっている神経を正確に特定します。痛みの性質を細かく評価し、痛みの種類を正確に診断することが、治療の成功に不可欠です。

神経ブロック注射による痛みの緩和

当院が最も得意とする治療法の一つが、神経ブロック注射です。神経障害性疼痛に対しては、痛みの原因となっている神経や、神経が集まっている部分(神経節)に直接麻酔薬や抗炎症薬を注入することで、神経の過剰な興奮を鎮め、痛みの信号が脳に伝わるのをブロックします。

  • 即効性:注射後すぐに痛みが軽減されることが多く、つらい痛みを早く取り除きます。
  • 持続性:痛みのサイクルを断ち切ることで、効果が持続しやすくなります。
  • 安全性:経験豊富な医師が、エコーガイド下や透視装置を使用して、神経や血管の位置を確認しながら、安全かつ正確に注射を行います。

薬物療法

神経障害性疼痛には、一般的な鎮痛剤とは異なる種類の薬剤が有効です。

  • プレガバリン、ガバペンチン:神経の過剰な興奮を抑えることで、痛みを和らげます。
  • デュロキセチン、アミトリプチリン:これらは抗うつ薬ですが、神経障害性疼痛の痛みの伝達を調整する作用があります。

患者さんの症状や他の疾患、副作用などを考慮し、最適な薬剤を処方します。

リハビリテーション・生活指導

痛みが落ち着いてきたら、神経の回復を促し、再発を予防するためのリハビリテーションや生活指導を行います。

  • 温熱療法や物理療法:血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
  • ストレッチや運動療法:神経の走行に沿ったストレッチや、体幹を強化する運動で、神経への負担を軽減します。
  • 生活習慣の見直し:ストレス管理、睡眠の質の改善、適度な運動など、痛みと上手に付き合い、再発を防ぐためのアドバイスを行います。

痛みと向き合い、より良い未来へ

神経障害性疼痛は、診断と治療が難しいこともありますが、決して諦める必要はありません。適切な専門医の診断と治療を受けることで、痛みをコントロールし、日常生活の質を取り戻すことが可能です。

「もしかしたら神経からくる痛みかも…」「長年痛みに悩んでいるけど、どこに相談したらいいかわからない」とお考えの方は、ぜひ一度、植月診療所にご来院ください。

当院では、あなたの痛みに真剣に向き合い、最適な治療法をご提案します。痛みのない、より快適な生活を送るために、私たちがお手伝いさせていただきます。

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