めまい

めまいでグラグラ回る・フワフワするめまい

めまいでグラグラ回る・フワフワするめまい

めまいは、身体のバランスを保つ機能を持つ三半規管、耳石器、前庭神経、脳幹、視床、大脳皮質など、耳にある器官(症状によっては脳)に障害が起きることで発生します。めまいの感じ方は「目が回るような感覚」「フワフワする感覚」など、個人によって異なります。原因は様々で、耳に関する疾患だけではなく、脳疾患や老化、薬の副作用など、多岐にわたります。

多くのめまいは内耳(または耳周囲)から起きる「末梢性めまい」で、命に関わることはありませんが、中には重篤な疾患が隠れている可能性もあります。

めまいの原因

めまいの原因や種類は様々あり、どのようなめまいが発生しているのか、どういった感覚なのかは個人によって異なります。
めまいの50%が、耳の疾患が原因で発症する「末梢性めまい」だと言われ、10%が「中枢性めまい(脳疾患からきているめまい)」だと言われています。そして残りの30%が原因不明のめまいで、10%が前失神(失神しそう、立ちくらみになる症状)とされています。

めまいの種類

めまいは「回転性めまい」「浮動性めまい」「動揺性めまい」「失神性めまい」の4種類があります。めまいの種類だけでは、原因となっている疾患の確定が難しいため、問診にて、めまい以外の症状の有無や検査結果などから診断を行います。

回転性めまい:自分や周りの風景が回っているような、グルグルと目が回るようなめまい
浮動性めまい:身体がフワフワと浮いているようなめまい
動揺性めまい:自分や周りが揺れているようなめまい
失神性めまい:目の前が暗くなるめまい

めまいの症状

めまいの症状

  • 身体がフワフワと浮いているような感覚、宙を舞っているような感覚
  • グルグルと目が回るような感覚、目の前の景色が回っている感覚
  • 地震が起きていないのに、物が揺れているように感じる
  • 目の前が暗くなる、立ちくらみのような感覚がある
  • 一緒に頭痛も発生している

めまいは、脳梗塞や脳出血のような、命に関わる疾患が潜んでいる可能性もあります。特に、めまいと一緒に「ろれつが回らない」「激しい頭痛」「片方の手足が麻痺している」「吐き気・嘔吐」などが起きている状態は、大変危険です。このような症状が現れた際は速やかに受診しましょう。

めまいの治療

めまいは薬物治療と鍼治療で改善していきます。患者様の体質・症状を西洋医学・東洋医学の両面からみて、お一人おひとりに合わせた治療法を行います。

薬物治療~漢方薬の処方も~

薬物治療~漢方薬の処方も~

薬物治療ではおもに、めまい止めや利尿剤、抗不安剤などを処方します。もし内服が難しいほどの発作が起きている場合は、安静した状態での注射・点滴を行います。
ただし、めまいはストレスや疲労、睡眠不足などが原因で発症している場合が多く、薬物治療だけで完治することは難しいため、生活習慣の改善も薬物治療と一緒に行うことが重要です。

また、当院では漢方薬の処方にも対応しております(保険適用内)。患者様のお悩みを問診にて細かくお聞きして、症状の背景となっている体質を特定し、その体質と症状に合った漢方薬を処方していきます。
漢方医学では、めまいを「水毒(水分の代謝が悪い体質)」として治療することもあります。このように、西洋医学にはない考えや理論を取り入れることで、細やかな治療ができるよう対応しております。

鍼治療にも対応しております

鍼治療にも対応しております当院ではめまいに対し、鍼治療を行っております。
西洋・東洋医学の多角的視点を持ちながら、治療行いますので、ご安心ください。鍼治療は「薬が合わない方」「薬だけでは改善できなかった方」にお勧めします。

めまいQ&A

吐き気を伴うめまいは、ストレスが原因で起きているのですか?

ストレスが原因でめまいが起こることは多々あります。ストレスは誰でも受けているものですが、抱えきれないほどのストレスを感じると、吐き気やめまいのような、身体的症状が現れることがあります。
また、ストレス以外にも、起立性調節障害が原因で吐き気を伴うめまいが起こっている場合もあります。
起立性調節障害は起床した時、または長時間立っているときに、吐き気やめまいが起こる疾患です。

めまいは男性と女性、どちらに起きやすいのですか?

女性の方が多い傾向にあります。低血圧や脳貧血が原因で起きることもありますが、特にPMS(月経前症候群)や月経困難症(月経痛・月経不順など)、更年期障害の症状として、めまいが現れる場合も多いので、女性の方がめまいになりやすいです。

めまいを予防するにはどうしたらいいでしょうか?

めまいは生活習慣の乱れが原因で起きることが多いです。まずは「疲れをためない」「睡眠をしっかりとる」「ストレスをためない」「禁煙」を心がけましょう。

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