- 「長年、腰や首の痛みに悩まされている…」
- 「手術は怖いけど、痛みを取りたい…」
このような慢性的な痛みは高周波熱凝固療法・パルス高周波法で改善できるかもしれません。
- 高周波熱凝固療法・パルス高周波法とは?
- 高周波熱凝固療法・パルス高周波法の仕組み
- 高周波熱凝固療法・パルス高周波法の適応となる症状
- 高周波熱凝固療法・パルス高周波法のメリット・デメリット
- 高周波熱凝固療法の治療の流れ
高周波熱凝固療法・パルス高周波法とは?
高周波熱凝固療法とは、高周波電流を用いて、痛みを伝える神経の働きを抑制する治療法です。神経を高周波電流で焼却するため、痛みの原因となる神経以外の神経が近くにある場合は実施することができません。
一方でパルス高周波法とは40℃程度の温度のパルス波で、痛みを伝える神経の働きを抑制する治療法であり、この場合痛みの原因となる神経以外の神経が近くにある場合でも実施することが可能です。
従来の神経ブロック注射とは異なり、局所麻酔薬の効果が切れると痛みが再発するということがなく、比較的長期的な鎮痛効果が期待できます。
高周波熱凝固療法・パルス高周波法の仕組み
高周波熱凝固療法では、高周波電流を流す専用の針を、レントゲン透視装置を用いて、正確に痛みの原因となっている神経の近くに挿入します。そして、高周波電流もしくは40℃程度のパルス波を流すことで、神経の周囲の組織を加熱し、神経の働きを抑制します。神経の働きが抑制されることで、痛みの伝達が遮断され、痛みが軽減されます。
高周波熱凝固療法・パルス高周波法の適応となる症状
- 腰痛(椎間関節症、椎間板ヘルニアなど)
- 頸部痛(頸椎椎間関節症、頸椎椎間板ヘルニアなど)
- 肩こり
- 帯状疱疹後神経痛
- 三叉神経痛
- その他の慢性的な神経痛
高周波熱凝固療法・パルス高周波法のメリット・デメリット
メリット
- 比較的長期的な鎮痛効果が期待できる
- 副作用が少ない
- 外来で治療可能
- 手術に比べて身体への負担が少ない
デメリット
- まれに、注射部位の痛みや出血、感染などが起こる可能性がある
- 効果には個人差がある
※高周波熱凝固療法は痛みの原因となる神経以外の神経が近くにある場合は実施ができません。このような場合はパルス高周波法を実施いたします。
高周波熱凝固療法の治療の流れ
詳しくは神経ブロック注射のページで解説しております。