【腕が上がらない?】四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の原因・症状・治療法|大阪城東区の専門家が解説
- 「最近、肩が痛くて腕が上がらない…」
- 「もしかして、四十肩・五十肩?」
このように、肩の痛みや可動域制限に悩んでいる大阪市城東区にお住まいのあなた。その症状、放置すると日常生活に支障をきたす可能性があります。この記事では、城東区にあるペインクリニックである植月診療所が、四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の原因、症状、治療法について詳しく解説します。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)とは?
四十肩・五十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる、肩の痛みと運動制限を主な症状とする疾患です。40代~50代に多く発症することから、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれていますが、正式な病名ではありません。
肩関節の構造
肩関節は、上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つの骨で構成される、人体の中で最も可動域の広い関節です。
腱板(けんばん)
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋肉の腱が集まったもので、肩関節を安定させ、腕を上げたり回したりする動きを助けます。
関節包(かんせつほう)
肩関節を包む袋状の組織で、関節の安定性を保ち、滑液という潤滑液を分泌します。
滑液包(かつえきほう)
腱や骨の摩擦を軽減するクッションのような役割をする袋状の組織です。
肩関節周囲炎とは
肩関節周囲炎は、これらの肩関節を構成する組織に炎症が起こることで、痛みや運動制限を引き起こす疾患です。炎症が起こる場所や原因は様々ですが、腱板や関節包、滑液包などが炎症を起こすことが多いとされています。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の病態
肩関節周囲炎は、一般的に以下の経過をたどります。
急性期
肩に強い痛みがあり、特に夜間に痛みが増すことが多いです。また腕を動かすと痛みが増し、可動域制限もみられます。
慢性期
痛みは徐々に軽減しますが、肩の動きは制限されたままになります。また肩の筋肉が硬くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。
回復期
痛みや運動制限が徐々に改善していきます。しかし、完全に元の状態に戻るまでには、数ヶ月から数年かかることもあります。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の原因
肩関節周囲炎の明確な原因は、まだ解明されていませんが、以下の要因が関係していると考えられています。
加齢に伴う組織の変性
腱板や関節包などの組織は、加齢とともに柔軟性を失い、炎症を起こしやすくなります。
血行不良
肩関節周囲の血行が悪くなると、組織への栄養供給が滞り、炎症がこりやすくなります。
姿勢不良
猫背などの姿勢不良は、肩関節に負担をかけ、炎症の原因となることがあります。
反復運動
肩を酷使するような反復運動は、肩関節に負担をかけ、炎症の原因となることがあります。
その他の要因
ストレスや糖尿病などの基礎疾患も、肩関節周囲炎のリスクを高める可能性があります。
四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)の主な症状
- 肩の痛み(特に夜間痛)
- 腕を上げたり、回したりする際の可動域制限
- 肩の筋肉の硬直
- ひどい場合には、安静時にも痛みがある
これらの症状は、個人差があり、段階的に進行していくことが特徴です。
大阪市城東区の植月診療所で行う四十肩・五十肩治療
植月診療所では、あなたのの症状や状態に合わせて、適切な治療法を提案します。
神経ブロック注射
神経ブロック注射とは、痛みを伝達する神経の働きをブロックする治療法です。痛みを和らげる効果が期待でき、慢性的な頭痛にも効果があります。当院では、患者様の症状に合わせて適切な部位に注射を行います。
薬物療法
鎮痛薬や片頭痛予防薬など、症状に合わせた薬を処方します。植月診療所では漢方薬を煎じて処方することも可能です。詳しくは診察の際にご質問ください。市販薬で効果が見られない場合は、ご相談ください。
生活習慣の改善指導
四十肩・五十肩(肩
関節周囲炎)の原因となる生活習慣の改善をサポートします。睡眠、食事、運動など、専門的なアドバイスを行います。
植月診療所の神経ブロック注射について
- 「神経ブロック注射って痛いの?」
- 「副作用が心配…」
そんな不安をお持ちの方もいるかもしれません。神経ブロック注射は、痛みに配慮して行います。副作用のリスクは低いですが、まれに注射部位の痛みや出血、感染などが起こることがあります。ご不安な点があれば、お気軽にご相談ください。