肌荒れとは
肌荒れとは、肌の潤いや滑らかさが失われて、カサつきやゴワつき、赤み、かゆみなどの症状が現れる状態です。具体的には、乾燥、ニキビ、吹き出物、毛穴の開きや詰まりなども肌荒れの一例です。
肌荒れの原因
肌荒れの原因はさまざまです。ストレスや生活習慣、ホルモンバランスの乱れ、栄養の偏りなどの内的要因から、花粉などのアレルゲン、季節や環境の影響などの外的要因も考えられます。
主な原因 | |
外的要因 | 紫外線、乾燥、摩擦、化粧品、花粉、マスクの擦れ・蒸れ、空調など |
内的要因 | ストレス、睡眠不足、食生活の乱れ、ホルモンバランスの変化など |
季節 | 気温や湿度の変化による自律神経の乱れ、季節特有の要素(花粉や紫外線など) |
生活環境 | 不規則な生活、無理なダイエット、タバコなど |
肌荒れと栄養
毎日スキンケアをしているのになぜか肌が荒れる、という方は多いかもしれません。肌荒れが起こる原因は、スキンケア不足以外に、摂取する栄養素不足である場合があります。
肌荒れの原因になりやすい食べ物
肌にとって良くない食事とは、「過剰な糖質と脂質」です。タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルの5大栄養素はすべて身体にとって必要な栄養素ですが、糖質と脂質は摂りすぎることで肌荒れの原因になります。
過剰な脂質
スナック菓子や揚げ物などには脂質が多く含まれ、日常的に食べていると脂質の過剰摂取になりがちです。脂質の摂りすぎによって皮脂の分泌が促され、ニキビや肌荒れの原因になる場合があります。
また脂質が多い食べ物は肌を酸化させ、肌の老化を促進させる働きも持っています。
過剰な糖質
糖質を過剰に摂取すると、皮脂分泌が増加し、毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビや吹き出物などの肌荒れを引き起こしやすくなります。また、AGE(終末糖化産物)が政令されることにより、皮膚の老化を促進させます。
ただ、過度の糖質制限は、肌に欠かせないビタミンB群やミネラルの不足を招き、かえって肌荒れを悪化させる可能性があるため、過度な制限は避け、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
刺激物を含むもの
カフェイン・香辛料などの刺激物を摂りすぎると過剰な皮脂の分泌を引き起こすといわれており、ニキビをはじめとした肌荒れの原因になります。またカフェインには抗酸化作用があるビタミンCを破壊する働きがあるため、カフェインの摂りすぎによって肌の老化が促進される可能性もあります。
チョコレート
チョコレートは古くからニキビの原因になると考えられていますが、実際にはチョコレートの主成分であるカカオ自体はニキビを悪化させる要因にならないとする説もあります。ただ、市販のチョコレート菓子には糖質や脂質が多く含まれるものもあるため、これらによる肌荒れには注意が必要です。
肌荒れ改善効果が期待できるビタミンと食べ物
ビタミンには水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあります。水溶性ビタミンは、ビタミンB群、ビタミンC、脂溶性ビタミンは、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKです。この中で、肌荒れ改善効果が期待できるビタミンは、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンEです。
ビタミン以外にも、たんぱく質や必須脂肪酸、食物繊維などは、肌荒れのない健やかな肌をめざすために必要な栄養素です。
ビタミンB2
ビタミンB2は、肌を健やかに保ち、皮脂の分泌量を調整してくれるといわれており、肉類や魚介類、大豆製品や海藻類に多く含まれています。
代表的なものにはレバー、うなぎ、納豆、海苔などが挙げられます。せっかくビタミンB2を十分に摂取しても、糖質の多いものを摂取すると、体内で糖質を分解するためにたくさんのビタミンB2が消費されてしまうので注意が必要です。。
ビタミンC
肌にうるおいやハリを与えたり、シミを防いだりするのがビタミンCです。
野菜や果物に豊富に含まれる栄養素で、代表的なものには、いちご、キウイ、パプリカ、ブロッコリー、キャベツ、レモンなどが挙げられます。
ビタミンA
ビタミンAは、肌のうるおいを保つために必要なビタミンです。
ほうれん草やにんじんなど、色の濃い野菜に多く含まれており、野菜以外ではレバーやうなぎ、海苔にも含まれています。
ビタミンE
ビタミンEは、肌を紫外線から守る、肌の老化を防ぐ効果が期待できるビタミンといわれています。
ナッツ類やごま油、オリーブオイルなど植物性オイルにも豊富に含まれており、野菜ではカボチャや赤ピーマン、ニラなどに含まれています。
たんぱく質
たんぱく質は肌の材料でもあり、肌をみずみずしく保つために必要な栄養素です。
肉類、魚介類などに多く含まれています。ほかにも、卵、納豆などの大豆製品、ヨーグルトや牛乳などの乳製品にも多く含まれます。動物性と植物性のたんぱく質にはそれぞれのメリットデメリットがあるので、どちらかに偏らずバランス良く摂取することが大切です。
必須脂肪酸
必須脂肪酸は、肌を守るために必要な皮脂の材料となるので、不足すると肌が乾燥する可能性があります。
サバやイワシ、エゴマ油、亜麻仁油などに多く含まれています。
食物繊維
肌と腸内環境は密接な関係にあり、腸内環境を整える効果が期待できるのが食物繊維です。食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があるので、バランスよく摂ることが大切です。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の理想的な摂取バランスは、1:2です。
水溶性食物繊維は、海藻やこんにゃく、みかん、りんごなどに含まれ、不溶性食物繊維は、ごぼうや玄米、れんこんなどに多く含まれています。
肌荒れのスキンケア
✔化粧水、乳液も肌をこすらないことを意識して、丁寧に保湿するよう心がけてください。
✔乾燥が気になる場合は、白色ワセリンで肌表面を保護するのも良い方法です。
当院で取り扱っているスキンケア商品
当院では、「洗い流さなくてもいいオイル」と「やおびくに参」という商品を取り扱っています。
洗い流さなくていいオイル
タマヌオイルの力
テリハボク(照葉木)の種子から得られるオイル。一般的に「タマヌオイル」 と呼ばれています。タマヌオイルは豊富な脂肪酸(オレイン酸、リノール酸など)や抗炎症作用を持つ成分を含んでおり、これらが皮膚のバリア機能を強化するのに役立ちます。これにより、肌のうるおいを保ち、外部の刺激から肌を守る働きを高めます。特に乾燥肌や荒れた肌に対して、角質層にうるおいを補給し、肌の修復を助けます。天然成分で肌本来のバリア機能を高め、乾燥や肌荒れを防ぎ、健やかでしっとりとした肌を保つ働きをサポートします。
このような方におすすめ!
✔ 乾燥によるかゆみ・カサつきに
✔ 敏感肌・高齢者のスキンケア
やおびくに参
コラーゲンによる保湿のアプローチ
保湿や肌荒れ対策には、コラーゲンを補うことも効果的です。特に、外部からコラーゲンを補給するスキンケア製品は、肌の表面から保湿力を高め、内側の潤いを逃しにくくします。最近では、分子の小さな「加水分解コラーゲン」や、赤ちゃんの肌に多く含まれる「ベビーコラーゲン」など、肌への浸透性や効果が高い成分が注目されています。コラーゲンを意識したスキンケアは、肌本来の健康な状態を保ち、肌荒れを防ぐための大切なアプローチのひとつです。
このような方におすすめ!
✔ 顔・体・髪までの全身の保湿
✔ 敏感肌・乾燥肌の毎日のケア
価格(税込)
洗い流さなくてもいいオイル | 1000ml 8800円 |
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250ml 2750円 | |
50ml 660円 | |
やおびくに参 | 3960円 |